2017年 06月 16日
離れていく
毎週毎週飽きもせずに、へんてこな赤外線写真を撮り続け、
毎日毎日飽きもせずに、写真とは何だと訳も分からぬ文章をつづり、
そんな今の私なのだが、過去に数年もの間、写真から気持ちが離れていたことがある。
写真に対する興味が薄れ始めてからだと約7年ぐらいになるのだろうか。
このブログに載せた赤外線写真を最後に、写真からみるみるうちに興味が薄れていったのを思い出す。
正確に述べると、写真に興味が薄れたというのは少し違うような気もするのだが、
写真のことはどこか気にはなれど、カメラを持ち歩くことは少なくなっていき
ブログなどで写真を毎日見て楽しむことも少なくなっていった。
日々をそんなとても不思議な感覚で過ごしていた。
そしてカメラを持ち歩くことはなくなり、完全に写真を撮ることをやめた。
好きなことは?の話題にも、昔は写真が好きだったという返答に変わり
写真が好きということは、完全に過去のものとなっていた。
そんな私が再び写真を取り始めたのにも、深い理由はなかった。
写真を始めた当初のような、気持ちが高ぶる写真を見てドキドキして
なんでもいいからカメラを買って、写真を撮ってみようなんて気持ちではなく。
ただ、日々がつまらなくなって、またやってみようかな・・と思い始めて
ある日、ぽっとカメラを掘り起こして、週末に撮ってみた。
すると、それが当然のごとく週末に出かけては写真を撮る生活が始まった。
だって写真が好きなのだから、撮り始めたらまた楽しんで撮って当然だよねという気持ちで
再び写真を撮り始めたと思う。
そして私は、空白の期間はなかったかのように写真にのめり込んでいく。
そんな日に、とある写真雑誌に写真をやめたくなったことはあるか?という質問に対する回答を
散りばめられた一面を見て、なんとなしに興味を持って読んでいたことを思い出す。
その回答のほとんどが、あるといった回答だったように思う。
そんな雑誌に載るほどに素晴らしい写真を撮る人でさえ、やめようかと考えた経験があるのだ。
私は写真に限らずだのだが、興味を持ってやり始めた事は、やめたいと決心してやめるのではなく
気持ちが離れていって気がついたらやめている方がダントツに多いのではないのだろうかと思っている。
逆に決心して始めたことは、決心してやめるのだろうかという疑問が生まれるが
残念にも私の辞書に決心という文字はないのでわからない(涙;;
そう考えると興味で始める趣味の事柄というのは、
自分で決めているようで、それはただ単に自然の現象なのかもしれない。
by thanks_hokkaido
| 2017-06-16 23:45
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